インターン体験記

【ケニア】ナイロビ最大のスラムに生きる孤児にも教育を

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受け入れ先紹介
 私がインターンシップを行ったFruitful Talent Centerはケニアの首都ナイロビにある最大のスラム・キベラに位置しています。このNGOは特に、2007年の選挙後暴力で親を失った子供に家と教育を与え、彼らをエンパワーするために活動しています。しかしボランティアの先生とわずかなインターン生の寄付からなるこの学校は慢性的に資金不足であり、子供たちに十分な生活環境と教育機会を確保することが困難です。私たちはまず、何が問題で、どうしたいのかといった状況把握から、そのためにはどうすべきなのか、自分たちには何ができるのかといったことを考えることが要求されました。インターン生の力だけがFruitful Talent Centerがうけていた唯一のサポートでした。

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今回のインターンシップの目標
・このNGOが抱える状況を把握し問題点を洗い出す
・問題解決のための糸口をつかむ

1週目 授業の見学。この1週間だけ他のEPがいたので、次週から1人でできるように授業の作り方や教え方などを学ぶ。
2~4週目 このまま先生をしていても根本的に貧困(資金不足からくる生活環境の悪さや教育物資の不足、教育の質の低さ)というテーマが解決されないことを思い、毎日学校に通い、先生らと話すことで、情報を集め、どうしたらいいのか考え続ける日々が続きました。
5週目 アイセックからのインターン生を定期的に継続的に送り続ける支援、作っているものの市場のないアクセサリーの市場開拓を行う支援を始めようと情報集め等準備を始めました。
6週目 40年間スラムの小学校建設運営を行うNGOのトップと私が働く学校の先生たちの面談を実施し、他機関から支援を受ける方法についてアドバイスをもらうことができました。
7週目~ 先週うけたアドバイスに従って準備を先生とともに行いました

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?世間の目にも届かない、孤児院を兼ねたその小さな小学校はすべてが不足していました。教育のために必要なものから、衣食住といった人間の基本的なものまで満足ではありませんでした。何からどう始めていいのか、何をすべきかわからず、長らく毎日地道にルーチンワークをこなす、先生や生徒と話をする日々をすごしていました。私には知識も経験も技量も不足しているのを感じました考えていたアクセサリーを売るプロジェクトの設立も、私の技量ではうまくいかない可能性も高く、これでは学校を立てなおすことはできないばかりか、そこに生きる多くの人の人生までも壊してしまうかもしれないと考え動けませんでした。しかし、スラム教育のプロの人にお話を聞く機会を持ったことが、私のスラムに対する見方を大きく変え、学校が発展するためにすべきこと、その中で私がサポートできることを見つけるきっかけになりました。貧困を食べ物にするビジネスの話や政治的な汚職の話、他機関からサポートを受ける意義やそのために必要なステップ等、その方は本当に親身に具体的に、包み隠さず話してくださいました。私はこの話を聞いて、スラムの複雑さや難しさを実感し、アクセサリープロジェクトの路線を停止し、CVの作成、財務的透明性の向上等、他機関から支援を取り付けられるような状態、書類作りを手伝いました。自分のやるべき道を見つけるまでに時間がかかってしまい、実際に手伝えた時間は最後の一週間に過ぎませんでしたが、まず他機関から支援を取り付け学校を発展させていくという方向性を定められたことはよかったと思っています。これからは日本からSMS等を通じて連絡を取り合って小学校の挑戦を見守り、何かできるなら、少しお手伝いできたらと思っています。

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スラムに広がる問題の数々が、途方もなく巨大で、今の私には太刀打ちできないものであることがわかり、何も手出しができませんでした。自分の無能さが悔しくてたまりませんでした。コンサルで自分が宣言した、現地の人に「いてくれてありがとう」と言われるという目標が叶えられる自分ではなかったと思います。ここで役立つ人間になるために、私はもっと勉強して賢くならなければならないと思いました。私が関わった心優しく温かな人々の小さな声を上まで持っていけるように、私はもっと上へ登っていかなければならないと思いました。黒いものを根絶しようとするのではなく、白いものが黒いものを覆いつくしてしまうような世界を作りたい、正直者が馬鹿を見るような世の中ではなく、正直者がうまくいくような世界の仕組みづくりをできるような人間になりたいと思いました。

2014-04-08 | Posted in インターン体験記No Comments » 

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