インターン体験記

【スロバキア】海外での生活を通じて日本を見直す

受け入れ先紹介
 私はAIESEC Trnava が提供しているTea at 5 o’clock というプロジェクトでインターンシップを行いました。スロバキアの英語教育は文法重視であるため、ペーパーテストはできても話せない学生が多いようです。このプロジェクトは「英語で会話をする機会を提供し、学生のスピーキング力を高めたい」という思いから、AIESEC Trnavaのメンバーたちが作り上げたものです。授業をする場所として大学の教室と英会話スクールの教室を借り、facebookを通して生徒を募ります。英語が主となりますが、「他の言語を学ぶ機会も提供したい」ということで、例えばロシア出身のインターン生ならばロシア語クラスを、日本出身のインターン生であれば日本語クラスというようにインターン生の母国語のクラスも設けています。

スロバキアKT大橋まるち2

今回のインターンシップの目標
・大学生の英語を話すことへのためらいや障壁を取り除く。
・英語でのコミュニケーション能力を向上させる。
・日本語を教える。

1週目 セミナー。Feedbackの大切さやpresentationをする際のポイント、生徒の集中を維持するためにどのように授業を展開するべきかということについてレクチャーを受けました。また、Global villageがあり日本について紹介しました。
2~6週目 授業。日本語2クラス、英語(Basic English)2クラスを受け持っていました。1回の授業は90分。1日2回(17:00?18:30と19:00?20:30)、大学生を対象に授業をしました。生徒数は一クラスあたり約8人です。Japanese class では、「こんにちは」、「私の名前は?です。」、「ありがとう」といった基本的な言葉から、メニューのオーダーの仕方や道をたずねるといった、日本に旅行に来たときに使えるようなフレーズを教えました。English classではゲームやロールプレイ、スモールトークなどをしました。大学生でるため単語や文法など基本的なことは知っているので、新たなことを教えるというよりは、英語を話す機会を提供し、彼らが話した英語の誤りを訂正したり、別の言い方で聞き直したりしていました。授業までの時間はフリータイムなので授業準備をしていました。毎回、活気のある、飽きない授業を作ることを心がけていました。

英語と日本語を教えるというプロジェクトですが日本文化についてスロバキアの大学生に伝えたかったので、毎回授業の5分ほどを使って紹介していました。全員が興味を持って熱心に聞いてくれ、ときには質問もしてくれました。先にも書きましたが、「コミュニケーション」「会話」を重視するプロジェクトなので活気のある授業にすることを心がけていました。English classの方では、緊張をほぐすために授業の始まりには毎回ゲームをしていました。各クラス、全部で10回の授業があったのですが、同じゲームでは飽きてしまうと思い様々なゲームを考えました。また、small talk の内容についてもどのようなトピックであれば会話が弾むのかと試行錯誤を重ねました。私と生徒の価値観の違いから予想に反して盛り上がらなかったこともありました。例えば、「田舎か都会かどちらに住みたいか」ということについて話したことがあるのですが、田舎と都会のイメージが私と彼らで全く違い、思うようにうまくいきませんでした。Japanese classでは、例えば助詞や接続詞など日本語の文法について聞かれたときにうまく説明できませんでした。普段当たり前のように使っている日本語の難しさに気付かされました。English class, Japanese class関係なくすべてのクラスに共通して、より多くの人の要望に応えられる授業を提供することが難しかったです。「ロールプレイやゲームをもっとやりたい」という意見もあれば、「ゲームに割く時間を減らし、フリートークをもっと増やしてほしい」という意見もありました。生徒全員の要望を満たすためにどのような授業構成、授業内容が良いのかということを日々考えていました。

スロバキアKT大橋まるち3

インターンシップ参加時に目指していたことは3つあります。一つ目は積極的に自分から動くということ。積極的に動けたかと言われれば、自信をもって「はい」とは言えませんが、よりよい授業を提供するために自分ひとりで考えたり、調べたり、試行錯誤したという点で以前よりは成長できたのではないかと思います。二つ目は異文化、そして日本文化について学ぶこと。これに関しては、コンサルやプレパの中でも考えていました。6週間スロバキアで生活したため、もちろんスロバキアの文化や習慣を肌で感じたつもりです。しかし、「スロバキアの文化はこんなんなんだ」というよりも、「日本の文化や習慣が特別なんだ」と思うほうが多かったです。スロバキアでの生活を通して自分にとっての当たり前が覆されました。6週間で知ったスロバキアの文化・習慣よりも、6週間で見つめなおした日本の文化・習慣のほうがはるかに多いと思います。そして、世界では当たり前でない日本文化・習慣を身につけている自分を誇りに思いました。ただ、まだまだ井の中の蛙です。世界のことについてもっともっと知りたいです。3つ目は自らの英語のスピーキング能力を高めるということです。インターンが始まったころと比べると少しは上達したと思います。しかし、現地のアイセックの人や他のインターン生にはまだまだ及びませんでした。会話のテンポについていけないことも多々ありました。英語教育の実態は日本と似ているにもかかわらず、「なぜそんなに流暢に話せるのか」と聞いたところ「you tubeでアメリカやイギリスの映画、アニメを見ている」という答えが返ってきました。自分のスピーキング能力をさらに高めるために彼らの努力を見習って自ら勉強していきたいです。また、このインターンシップを通して、以前から興味があった日本の英語教育について勉強を深めていきたいと思いが強くなりました。話せる英語を身に着けるためにはどのような教育が施されるべきか。このことについて研究し日本の英語教育に携わっていきたいです。

 

 

2014-04-05 | Posted in インターン体験記No Comments » 

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