インターン体験記

【フィリピン】大都市の中にも孤児院。これが途上国の現実。

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受け入れ先紹介

ダバオはフィリピンのミンダナオ島にあるマニラ、セブに並ぶ大都市です。その郊外から離れたところにこのNGOがあります。この団体はダバオの自閉症児支援委員会から資金をもらって活動しており、十数名の自閉症児を抱えていました。資金繰りは芳しくなく教員の削減も行ったそうで、現在ではダバオ市内の大学などからインターン生を受け入れています。月曜日から木曜日は一日自閉症児への指導があり、金曜日のみ課外活動を行っていました。様々な障害を持った自閉症児一人一人に親身に接していた教員の姿が非常に印象的でした。

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今回のインターンシップの目標?・英語の授業とお楽しみデーを計画、実行すること(子どもたちの夢の実現) ・ごみ問題について意識をもってもらうこと(よりよい生活)

1週目 授業の見学。この1週間だけ他のEPがいたので、次週から1人でできるように授業の作り方や教え方などを学ぶ。
2週目 授業をはじめる。子どもたちのことをもっと知りたいと思い、早めにインターン先に行き、子どもと遊んだり話したりする中で生活の様子を知る。
3週目 インターン生が授業を担当することによる問題点やごみについて問題意識を持つ。
4週目 私のインターン先と似たような活動をしている場所を訪問し、解決を図ろうとする。また授業の中で英語だけでなく「夢」をキーワードに伝えたいと思い、将来の夢を聞いたり、日本の歌を教える中でメッセージを伝えようとする。
5~6週目 ゴミについて現地の人の話を聞く。子どもたちに対してはミニレクチャーを行うとともに、授業前にゴミ拾いを行うことにした。自主的にゴミ拾いを手伝ってくれる子供もいて、ゴミ拾いをしている私たちを見て、現地の人の中にゴミに対する意識が芽生え始めたことを感じた。また、夢をテーマに絵をかいてもらう。

 

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?インターンの残りも10日間ほどと終わりが見えてきた頃、ダバオ市内にある高校で高校生に対して自閉症に関するレクチャーを行いました。高校生と言っても対象は12〜13歳で、日本では中学生にあたる年代です。レクチャーの内容は自己紹介と施設の紹介から自閉症の原因や改善策、そして自閉症児との接し方でした。自分の英語で言いたいことを伝えられるかどうか、そして見知らぬ人のしかも興味もないかもしれない話を聞いてくれるかどうか不安でしたが、生徒全員が僕の話に耳を傾けてくれ、しかも多くの生徒からたくさんの質問がありました。僕自身、このレクチャーの目的は、より多くの人に自閉症に関して理解を深めてもらい、結果的に自閉症児の社会的地位が向上することでした。これは同時に施設の団体理念でもありました。高校の1クラスという小さなコミュニティではあるものの所感では達成出来たと思います。この「自閉症レクチャー」は日本で行えば別段すごいことでも何でもありませんが、自分にとっては非常に大きな経験となりました。インターン内容とは異なりますが、インターン先の理念に準ずることで施設のための活動をすることが出来ましたし、見ず知らずの人への母語でない言語でのプレゼンという困難を乗り越えることが出来たからです。今でもこの経験は大きな自信となって僕の中に残っています

インターン中途上国の現場を見たいという思いから、現地の人とスラム地域に出向いたり、様々な場所へ自分の足で行ったりした以外に市内にある孤児院で子供の世話や日本文化紹介などの手伝いをさせてもらいました。金曜日は午前中のみしかインターンが無かったので毎週金曜日の午後にこの孤児院に出向きました。最初は「こんなところにあるのか」と驚いたことを今でも覚えています。ダバオは高層ビルなどはないものの、大きなショッピングセンター、モールなどは各地に点在しています。その大型モールから歩いて10分もかからない所に孤児院はありました。孤児院にいた子供達は身寄りの無い0〜12歳くらいの児童であったが、みんな元気一杯でした。現地語しか分からない子も多かったので、言語でのコミュニケーションは出来なかったが、帰国の2日前に別れを告げに出向いたときは察してくれたのか、泣いてしまう子までいました。インターンの空き時間ということで行っていたこともあり、これと言う何かを残せた訳ではありませんが、途上国の現場を目の当たりにする一つの経験となりました。フィリピンでもマニラやセブなどに行けばもっと至る所にこういった施設があるであろうし、スラム地域だってそうです。如何にして我々はこれらの問題を解決すべきか、という問題意識が改めて醸成されました。

2014-04-09 | Posted in インターン体験記No Comments » 

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