インターン体験記

【フィリピン】貧困という、答えのない問題に直面して

フィリピンKT山本Social1

受け入れ先紹介
僕がインターンシップを行ったのは、キリスト教によるつながりを根底にもつThe Orange ProjectというNGOで、フィリピンの首都マニラにオフィスがありました。そこから少し離れたところにAngonoというスラム地域があり、そこに住む子供たちの教育支援が仕事でした。フィリピンでは経済・教育格差が大きく、大学に行かなければちゃんとした職に就けないといわれています。このNGOでは英語教室などのイベントを定期的に開催するだけでなく、スポンサーを募り、一人一人の学費を援助してもらうと同時に、成績データをスポンサーと共有し、勉強の様子を伝えるといったようなこともしていました。

今回のインターンシップの目標
・NGOのイベントを補佐。ボランティア含め国際的なメンバーでフィリピンの問題を共有する。
・スポンサー募集、活動資金確保のためにチャリティイベントを開催。

1週目 まずはNGOの人にルールを教わる。週末にAngonoで英語教室を開催しました。
2週目 台風が来た…!教育イベントが中止になった代わりに、被害を受けたAngonoへ救援物資配布に向かう。
3週目 先週に引き続き物資配布。だんだん慣れてきました。子供たちの顔模様も様々…
4週目 風邪をひいてしまった!!でもEPマネが日本人のいる病院まで一緒に行ってくれました。助かった…
5~6週目 活動資金のために大規模なチャリティイベントを開催。著名な方々が講演してくれました。最後のAngono訪問は二度目の台風で中止になってしまいましたが、ここは自分から行動を起こす!フィリピンの貧困問題の象徴、スモ―キーマウンテンに訪問しました。

僕はインターンシップ参加前には、現地を直接見ることができるこの経験を通して、貧困問題に関して自分なりの答えが見つかると考えていました。しかし、実際にインターンシップと現地での生活が始まるとわからないことが増えていく一方でした。道端で会う物乞いの人にはどう対応すべきなのか、そもそも不自由に感じていない人たちに無理やり支援をするのは価値観の押しつけではないか、幸せとはなにか…。特にNGOがキリスト教系の団体である点が大きかったです。僕は今まで宗教といえば、対立を起こすという負の面ばかり連想していましたが、キリスト教的な考え方によって、フィリピンの人がポジティブな気質を持っていたり、NGOによる助け合いが運営されているなど、日本も参考にすべきことがあったように思います。研修中のコンサルを通して僕が導き出した結論は、自分を含め、できるだけ多くの人に、このモヤモヤした感情を味わってほしい、すっきりしなくても考えることを続けてほしい、ということです。 NGOの人も考え続けることが大事だと言っていました。そのためにも自分の経験をたくさんの人に発信し共有したいです。

 

フィリピンは熱帯の島国で、僕がインターンシップを行った8、9月は雨期にあたり、たくさん雨が降りました。都市マニラでさえ排水設備が不十分らしく、雨が降るだけで翌日は道が水浸しになってしまいます。ましてAngonoはひとたまりもなく、居住地は川のようになり住民は学校に避難していました。そこで、当初は学習イベントを開催する予定だったのを変更して、救援物資を配布するイベントを行うことになりました。200世帯を対象に、服や食糧、水などを配りました。直前になってマニラ水道局などに協力を申請してOKしてもらえたり、共感者から追加の物資が得られたため、もう200世帯にも配ることになり、計2回400世帯に物資配布を行いました。このNGOがキリスト教精神から生じているものであるため、教会を通じて大人数でボランティアが集まってくれたり、海外から来ている人でボランティアに参加してくれた方もいました。意外にもスラム街の奥様方で英語が話せる方もいて、物資配布を手伝ってくれました。みんなで助け合うなかで感謝の言葉を受ける喜びを感じると同時に、笑顔の子もいれば、難しい顔つきをした子もいて、複雑な気持ちになりました。

?アイセックは学生が運営している団体で、お国柄からくる適当さ加減とかがあるのではないかと初めは心配していましたが、全くの杞憂に終わりました。 LCのメンバーは初日から町を案内してくれたり、現地での習慣、ご飯のおすすめなど日常的なことから、日本のことやインターンシップに来た理由などをいろいろ話せて、楽しい時間が過ごせました。また、現地では仕事がないときは意外にヒマになるかもしれません。そんなときには、現地のLCが種々のイベントへ招待してくれました。マニラの史跡を観光したり、ショッピングモールで息抜きをしたり、大学に案内してくれ、日本語を教える授業にゲストとして参加したりしました。 体調を崩しても大丈夫。先にも述べましたが日本、現地ともにメンバーは最大限のサポートをしてくれました。NGOの方々も含め、とてもいい人たちに恵まれた楽しいインターンシップになりました。

2014-04-08 | Posted in インターン体験記No Comments » 

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