インターン体験記

【ベトナム】20年間生きてきた中で一番濃い経験

ベトナムKB小原ぐろきゃり1

ベトナムの田舎を、笑顔と元気でいっぱいにしたい。

受け入れ先紹介
私は、日本にあるBridge Asia JapanというNPO法人のベトナム事務所でインターンシップをおこないました。ここでは設立当初から10年以上、ベトナムの生活改善事業や教育問題に取り組んでいます。今日のベトナム社会では、都市の開発がどんどん進められる一方で、田舎が置き去りにされていて、少し前の日本と同じような状況です。今、日本の田舎では過疎化に直面しているところが少なくありません。「このままでは、いつかベトナムの田舎がダメになる。」事務所がそんな危機感を感じていたとき、やってきたのが、私でした。

今回のインターンシップの目標
「Act as a mediator for Japan and Vietnam」
私は大学に入学して一人のベトナム人留学生と友達になり、はじめてベトナムに興味を持ちました。彼女との出会いがきっかけで、いつしか私もベトナムが大好きになりました。「私も彼女がくれたチャンスを誰かに与えたい。“私”の力で日本とベトナムをつなぎたい。」その思いをこの目標に込めました。

1週目 プロジェクト始動に向けてスタッフと打合せの日々。
2週目 プロジェクトで私が行う授業プランが完成!教材などの授業準備を進める。
3週目 はじめて高校生を前に授業!でもまだまだ授業に改善の余地あり…。
4週目 平日は授業、週末には、実際にベトナムの田舎に生徒たちと行きました。
5週目 いよいよインターンシップも終盤。 ここに来てやっと、納得のいく授業をすることができました!
6週目 最後の授業、そしてお別れ会。生徒やスタッフだけでなく、親たちも集まってくれて感動しました。

私がスタッフと試行錯誤の末つくりあげた授業のひとつが、「ふるさとをしょうかいしよう」というタイトルの授業です。ベトナムの大阪と言われるホーチミンには、いろんな地方から来た高校生がいます。私が、出身地である熊本県を紹介するポスターを作って簡単な日本語で紹介した後に、彼らにも自分の故郷のポスターを作って日本語で紹介することに挑戦してもらいました。日本語にふれること、日本を知ること、そして、自分の故郷や友達の故郷を見つめることがこの授業の目的です。私が何時間もかけて準備した手作りの単語リストやお手本のポスターを使って思い思いに作る姿、授業に出てきた日本語をひとつも聞き漏らすまいと熱心に書き取る姿には毎回驚かされました。彼らの真っすぐなやる気に応えたくて、部屋に帰っても寝る間を惜しんで準備していました。「このクラスが大好き。」「先生、ありがとう。」「日本で会おう。またね。」最後の授業でのそんな言葉に、目標を達成することができた達成感と、可愛い生徒たちへの感謝で胸がいっぱいになりました。

6週間のインターンシップを通して、感じたことが大きく二つあります。
一つは、「学生でもできる社会貢献の形がある」ということです。私の携わったプロジェクトでは、「国際教育を通してベトナムの地域開発」というテーマを掲げていました。このインターンシップで、今まで私にとって学問の世界でしかなかった「開発」に、初めて本気で向き合いました。私一人の力では社会を変えることなんてとてもできることではありません。ですが、スタッフはじめたくさんの人に支えられながらインターンシップを行う中で、未来の社会の主人公である目の前の生徒たちに、確かに何かを残せたという実感を得ることができました。学生でも、いや、学生だからこそ、私がいく意味がある。そんな「学生×社会貢献」の可能性を感じました。
もう一つは、出国する前よりずっと「自分」の姿がくっきりしたということです。自分を知る人が誰もいないベトナムの小さな事務所に飛び込んだことで、20年見ていた「自分」の姿が一度まっさらになりました。そこから6週間、自分の弱みにぶつかったり、強みに気づかされたりする幾多の経験を経て、どこにいても変わらない本当の自分が見えてきました。
ベトナムを見つめ、日本を見つめ、そして「私」を見つめた日々。きっと、これからの私の人生の糧になってくれることと思います。

留学などの他の機会と悩んでいる人、なかなか決意する勇気が出ない人、きっといると思います。私自身、ぎりぎりまで悩みました。
私がそんな人に伝えたいのは、海外インターンシップでは、自分が主役になれるということです。自分にしか語ることのできない、世界にたった一つの物語がそこにはあります。
ぜひ、あなただけにしか語れない素敵な経験をつかみに行ってください。

 

 

2014-04-29 | Posted in インターン体験記No Comments » 

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